性格は顔に出る、という話を聞いたことがある方も多いと思います。
人の性格はまちまちですし、10人いれば10通りの性格があると考えて差し支えないでしょう。そんな性格が顔に出るというのは果たして本当のことなのでしょうか。
ここでは性格が顔に出るのは本当かどうか、顔に出てしまう場合の特徴などについてお伝えしたいと思います。
性格は顔に出るのは本当?
そもそも性格が顔に出るというのは本当のことなのか、という疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。性格というのは内面的なものですし、それが表に出るということがあるのかと不思議に思ってしまうのも無理はありません。
しかも顔に出てしまうとなるといろいろな意味で問題ですよね。しかし、性格が顔に出るというのは実は本当の話なのです。
笑顔が多いと笑っているような表情になりやすい
例えば、笑顔が多いと自然と笑っているような表情になりやすいと言われています。笑顔が多いということはそれだけ朗らかで明るい性格をしているということですし、いつも笑顔でいることが多いため次第にそういう表情になってしまうのでしょう。これは性格が顔に出ているということですよね。
不平不満が多いと口角が下がり気味
口角が下がり気味になってしまうのは不平や不満が多いからです。もちろん、すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、不平や不満があるとどうしても口角は下がってしまいがちですよね。
不平不満が多いのは辛抱強くない、短気といったことも考えられますから、これもまた性格が顔に出ていると言って差し支えありません。
怒りやすいと眉間にシワが出来やすい
眉間のシワが多い人もいますが、怒りやすい人だと眉間にしわができやすいと言われています。怒ったときには自然と眉間にしわができてしまいますよね。頻繁に怒っているとそのような表情になってしまいますから、怒りっぽい性格が顔に出たということになります。
性格が悪い人の顔の特徴
世の中には性格が悪いと言われるような人もいますが、このような人はどのような顔の特徴があるのでしょうか。
眉間にシワがある
眉間にしわがあるのは性格が悪い人の特徴だと言われています。眉間にしわがあるのは怒りっぽい証拠でもありますし、すぐに不平や不満が顔に出てしまうということでもあります。
だからといって性格が完全に悪いということにはなりませんが、どうしても性格が悪そうな顔だとみられてしまいますよね。
目が笑ってない
目が笑っていないのはそれだけで怖いですが、このような顔も性格の悪さを表していると言われています。目が笑っていないということは心から笑っていないということですし、本心を隠したままということになります。
人に対して心を開かない、一歩下がったところから周りを見ているということになりますから、これも確かに性格の悪い顔の特徴と言えるのかもしれません。
目が釣りあがっている
目が釣りあがっているのも悪い性格の顔といわれます。目を釣り上げるときがどんな時か考えてみると分かると思いますが、目が釣りあがるのはたいてい怒っているときですよね。
腹立たしいことがあったとき、心底むかついたときなどに目が釣りあがってしまいますから、これも悪い性格が顔に出ているということになります。
口角が下がり気味
口角が下がり気味になっている顔も性格の悪さが垣間見えます。口角が下がり気味ということはいつも何か不満を抱えていることも考えられますし、それが顔に出ているような状態です。ちょっとしたことでも不満を抱く人、我慢ができない人と思われても仕方ないでしょう。
一見クールに見える
一見クールに見えるような人も性格が悪そうに見えてしまいます。正直これはこじつけのような気もしますが、クールな顔立ちだと冷たそうな印象を持たれてしまいますし、それゆえに性格が悪そうと思われてしまいます。
クールな人は表情も変わりにくいですし、鉄面皮と言われてしまうこともあります。表情が変わらないことで喜怒哀楽が少ない、素直じゃない、感情を表に出すことができないと受け取られてしまうこともありますし、それが性格が悪いといわれてしまう一つの要因でしょう。
性格が必ず顔に出るわけではない
ここまでいろいろとお話してきましたが、性格が必ずしも顔に出るというわけではありません。ここでお話していたのはあくまでこういうこともあるよ、という話ですから、必ずしも性格が顔に出るわけではないのです。
それは勘違いしないでくださいね。めちゃくちゃ怖そうな顔をしている人が実はとても優しいということはよくありますし、表情があまり変わらずに何を考えているのか分からないような人が実はとてもよく笑う人で冗談もよく言う人だった、ということもあります。
性格が顔に出ている、といった会話は頻繁にされているかもしれませんが、そもそも科学的な根拠はないはずです。性格が確実に顔に出るのならこれほど分かりやすいこともありませんし、その人のことを詳しく知らなくてもだいたいどんな人なのか分かってしまうでしょう。性格と顔は基本関係ありませんし、性格が顔に出るというのはあくまでそういうこともあるといった程度のものです。
また、性格がよさそうな顔をしているのに実はめちゃくちゃ性格が悪いということもよくありますから、やはりあてになりませんよね。
美人なのに性格が悪い
美人な人には良い印象を持ってしまうものです。女性からも憧れの気持ちを抱かれることが多いですし、男性もその美しさに魅了されてしまうでしょう。そのような美人な顔立ちならきっと性格もイイはずだ、と思ってしまう方もいるかもしれませんが、美人なのに性格がとても悪いということはよくあります。
そのような人に実際出会ったことがあるという方もいるでしょうが、顔が美人だからといって性格まで美人とは限りません。美人な人は小さなころからチヤホヤされて育っていることも多いですし、周りの人が何でもしてくれるのでワガママで自己中に育っていることも多いです。
柔らかい表情をしているのに腹黒い
柔らかい表情をしている方はとても素直そうですし、人に嘘をついたり騙したりするようなこともしそうにないですよね。実際そのような人もたくさんいるのでしょうが、中にはとても腹黒い人もいます。誰からも慕われるような柔らかい表情をしているのに実は誰よりも腹黒いことを考えており、他人を蹴落とすことしか考えていないような人もいます。
これも外から見る分にはまったく分かりませんよね。人を騙す詐欺師はだいたいこのようなタイプではないでしょうか。いかにも人を騙しそうにない顔をしている人に限ってとんでもないことを考えているということはよくあることです。
まとめ
性格が顔に出るというのは本当の話なのかということについてお話してきました。性格が顔に出てしまうこともありますが、必ずしも出るわけではないというのが最終的な結論です。先ほども言ったように性格がすべて顔に出てしまうようだといろいろ大変ですよね。
基本的に顔と性格には明確な因果関係はありませんから、顔でその人の性格を判断するというのはやめたほうが良いでしょう。善人そうな顔をしていたからお金を預けたら全部盗られてしまった、というのはよく聞く話です。
信用できそうな顔だったのに裏切られた、誠実そうな顔だと思ったらウソばかりつく人だった、ということも当たり前にありますからくれぐれも注意してくださいね。
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