感受性が豊かな人の特徴や心理、恋愛傾向!感受性が強い人向きの職業

感受性の強さは人によって異なりますが、誰もが持っているものです。

感受性とは、人の言葉や目の前で起こった事実のように明らかに分かるものだけでなく、自然や芸術、見えない人の感情や言葉の裏の意味に鋭感であるという意味です。

したがって、感受性が豊かというと、自分の中で目に見えないけれど感覚的に何かを感じる力が強いという意味になります。

感受性が強いと、その分沢山のことに気がつくことが出来ますし、世界がより色鮮やかに見えます。

それはとても素敵なことで、鋭感な人からすれば、世界は美しさやパワーで溢れているのです。

しかしその一方で、感受性が豊かな人は、人より傷つきやすいという一面も持っています。

人の言葉の裏に隠された黒いものを感じ取る力も強いので、それだけで参ってしまうのです。

感受性が豊かな人の特徴とは、どのようなものでしょうか。

また、感受性が豊かな人の心理や感受性が豊かな人の恋愛傾向、さらに、感受性が豊かな人に適した職業もご紹介します。

この記事の目次

感受性とは?意味や正しい使い方

感受性とは、読んで字のごとく、物事から何かを感じ、影響を受ける性質のことです。

一般的には強い、弱い、というように表現されたり、豊か、貧しいというように表現されたりします。

これが弱すぎても、人の気持ちがわからなかったり周りの変化に鈍感すぎたりして良くないと言われますが、強すぎても、環境の変化に戸惑いすぎたり人の気持ちがわかりすぎたりして悪い面もあります。

でも、生まれつきといってもいいほど、この強弱は簡単には返られるものではありません。

だからこそ、自分の感受性の強さを自覚し、上手くコントロールしていく必要があるのです。

感受性が豊かな人・強い人のの特徴

特徴①天候に影響されやすい

目に見えないもの、感覚的に感じるものに鋭感な人は、天候に対しても鋭感です。

どんよりとした日や雨の日が続くと、なんとなく気分も沈んでしまいますし、ぽかぽかした日が続くとそれだけで幸せな気分になります。

また、気分だけでなく体調も、天気に左右されやすい傾向にあります。

天気の悪い日が続くと、何となく頭痛がしたり体がだるく感じたりしますが、天気のいい日はとても体の調子がいいように思えるのです。

気分のせいと片付けることも出来ますが、鋭感な人はそれだけ自然に寄り添った生き方、自然に合わせたリズムで生きているともいます。

それはとても素敵なことです。

特徴②考え込みやすい

見えないものに鋭感な人は、誰かに言われた言葉ひとつとってみても、その言葉選びや表情、間や雰囲気など、様々な非言語部分からその裏の意味を感じ取ります。

だから、お世辞や無意味な慰め、太鼓持ちにも敏感ですし、あとから人に言われたことについて考え込みやすいところがあります。

周りの人から見ると、そんな風には感じられなかった、それは考えすぎではないかと思うこともあるのですが、本人にははっきりと、その裏の意味が読み取れてしまうのです。

だからこそ、考え込んだり悩んだりすることも多いのです。

でも、そのように人の気持ちに敏感でよく気がついて悩んでしまうのは、その分人として成長する機会が多いということでもあります。

悩んで考えて、それを繰り返すなかで、どんどん人間として深みを出していくことが出来ます。

鋭感な人は、気がつきすぎて辛いと感じることもありますが、それだけ深みのある、素敵な人になるチャンスなのだと考えれば、前向きに考えられるようになります。

特徴③感動しやすい

目に見えないものに鋭感な人は、言葉の裏の意味だけでなく、もの言わぬものから発せられるパワーにも非常に敏感です。

植物を見ても動物を見ても、芸術作品を見ても、そこから生命のエネルギーや美のエネルギーを沢山感じ取り、感動するのです。

鋭感でない人から見ると、ただ綺麗だな、可愛いな、すごいな、という感想で終わるところでも、鋭感な人には様々なメッセージが感じられるのです。

だからこそ、そのメッセージに心動かされ、涙することすらあるのです。

特徴④表情が豊か

一概には言えませんが、見えないものに鋭感な人は、表情が豊かなことが多いです。

普通に生活しているだけでも、小さなエネルギーや美しさに感動するので、それが自然と表情に出てくるのです。

表情が動くのは、心が動いた時です。

そう考えると、人よりも心の動きやすい鋭感な人が、表情豊かであることは納得のできることです。

また、美しいものだけでなく、痛ましいもの、悲しいものに対しても非常に鋭感なので、楽しげな表情だけでなく、悲しげな表情や苦しげな表情もよく見られます。

特徴⑤優しい

目に見えないものに鋭感な人は、人の気持ちに敏感ですし、人だけでなく、植物や動物に対しても寄り添う気持ちを強く持っています。

だから、人の気持ちを思いやって、とても優しくしてくれますし、植物や動物に対してもとても親切です。

小さな植物でも踏まないようにしますし、小さな生き物でも適当に扱うことなく、優しく愛情を持って接します。

それは、どんな小さな命からも生命のエネルギーを感じ、大切にしたいと感じるからなのです。

特徴⑥よく気がつく

様々なことに鋭感な人は、小さなことにも良く気がつきます。

人のちょっとした表情の変化や雰囲気、様子にも敏感である上、相手が何を求めているのかをすぐに感じることが出来ます。

暑いのだな、寒いのだなということから、テレビの音量が大きすぎて不快なのかな、椅子が高すぎて気持ち悪いのかなということまで、驚くほどきちんと感じ取ります。

そんなことにも気がつけるので、とても気遣いの出来る人だと言う印象を持たれることが多いのです。

また、複数人で話し合っていて空気が悪くなってしまった時も、鋭感な人が一人いれば、救世主となってくれます。

一度休憩を挟むべきなのか、窓を開けて換気すべきなのか、なにか甘いものを持ってくるべきなのかなど、様々なことを考え、最適な提案をしてくれるのです。

特徴⑦芸術表現が上手い

目に見えないものに鋭感な人は、実に細やかに色々なことを感じている分、その内面世界はとても豊かです。

だから、芸術作品を自分で作ったり、楽器を演奏したりする時にも、表現や感情の引き出しがとても多く、表現の幅が広いのです。

ただ引き出しが多いというだけではなく、その引き出しひとつひとつがとても繊細なので、細やかで丁寧な芸術表現をすることが出来ます。

どんなに技術があっても、表現力は、それを発揮するだけの引き出しがなければどうにもなりません。

そういう意味で、鋭感な人は芸術表現にとても向いているのです。

特徴⑧独特の世界観がある

様々なことに鋭感な人は、人が気づかないようなことにも気づき、自分の中でそれらを処理し、考えたり感じたりしています。

それだけ独自の内面世界が発達していて、活発だということなので、自ずと独特の世界観が出来上がってきます。

人よりも細やかに、色鮮やに、めまぐるしく世界を捉えているので、自分なりの世界の見方が確立されているのです。

だからこそ、ふとした発言が他の人からは出ないような特徴的なものであったり、何かを経験した感想が人とは視点の違うものだったりして、その独特の世界観を発揮します。

特徴⑨涙もろい

様々なことに鋭感な人は、涙もろい一面を持っています。

ただ、同じものを見たり経験したりしても、人よりも感じ取るものが多いので、単に涙もろいというよりは、人が5しか感じないものに対して10感じるから涙が出るという言い方も出来ます。

周りの人から見るとちょっとしたことで泣いているようにも見えますが、人よりも多くのことを強く感じているので、涙が出るのは当然のこととも言えます。

また、このような人の流す涙は、悲しみや同情といったものもあれば、喜びや感動と言ったものもあり、涙の意味も実に様々なのです。

特徴⑩ストレスに弱い

様々なことに鋭感な人は、その分ストレスも感じやすくなっています。

少しの悪意にも敏感なので悩みやすかったり、自分のミスに責任を感じやすいのでストレスになったりします。

物事を敏感に感じ取るということは、その分悪いことも感じ取りやすいということですし、ストレスをどうしても溜め込みやすくなるのです。

感受性が豊かな人・強い人の心理

心理①弱いものを放っておけない

目に見えないものにも鋭感な人は、弱いものも放っておくことが出来ません。

弱いものとは、植物や動物もそうですし、集団の中で弱い立場にいる人や困っている人もそうです。

様々なことに鋭感である分、そうした声の小さいものや人の気持ちにも非常に敏感です。

誰もが平気で踏んでしまうような植物も、踏むことに抵抗を覚えますし、小さな動物も人一倍かわいがります。

声を聞くことは出来ませんが、そこに宿る心のようなものを感じ、大切にしたいと思うのです。

また、集団の中で弱い立場にいる人や困っている人のことも、その不安な気持ちや困った気持ちがとてもよく分かるので、放っておくことが出来ずに助けるのです。

心理②怖がり

様々なことに鋭感な人は、小さなことにも敏感に気がつくので、急に驚かされたり大きな音がしたりすると、その分人よりもびっくりします。

急に背後から声をかけられた時も、普通の人より驚きます。

また、それだけでなく、ホラー映画やサスペンスを見ても、人よりびっくりする上、その記憶がいつまでも鮮明に残るので、怖いものが苦手な人も多いものです。

また、ホラーやサスペンスのようなものに限らず、痛ましいテーマを扱ったドキュメントやニュースも怖がります。

そこに出てくる当事者の人たちに強く感情移入して、もし自分がその立場だったらと考えてしまうのです。

そしてその感情移入も大変深いものなので、そのドキュメントやニュースを見終わっても、しばらくは引きずってしまいます

驚かすような衝撃にも、ホラーのような恐怖にも、ドキュメントやニュースで目にする痛ましさにも、弱いのです。

心理③混乱しやすい

目に見えないものに鋭感な人は、普通の人よりも様々なことを感じます。

例えば誰かに怒られたとき、普通の人であれば、申し訳なかったとか、怖かったとか、次から気をつけようなどで終わります。

でも、鋭敏な人は、相手がどれほど怒ったのか、どれだけ迷惑をかけてしまったのか、今後許してもらえたとしてもそれは本心から許してもらえたことになるのかなど、色々なことを考えます。

さらに、ただ考えるだけではなく、実際にその場を想像して考えるので、一層混乱してしまうのです。

人の気持ちを推し量ることが得意で、さらに、想像力も豊かなので、それだけ一気に自分の中が情報でいっぱいになり、混乱しやすくなるのです。

心理④ちょっとしたことも楽しい

様々なことに鋭感な人は、ちょっとしたことでも楽しいと感じます。

ただ散歩をしていたり、ただ何かを食べていたり、ただ人と話したりしても、楽しいと感じるのです。

それは、散歩することで太陽のあたたかさを感じたり、植物の生命を感じたりしてパワーを得られたり、人と食事をすることそのものに幸せを感じたり、口に広がる味覚をじんわり感じたり。

人と話すその時間そのものに価値を強く感じたり。

ふとした瞬間にもじんわりと幸せや充実感、満足感を感じ、楽しいと思えるのです。

鋭感な人は、何か特別な大きな楽しみだけでなく、小さなじわじわしたあたたかさを普段の生活の中で感じるので、ちょっとしたことでも楽しく感じるのです。

心理⑤自分の弱さを感じる

目に見えないものに鋭感な人は、非言語部分に隠れた相手の感情も読み取りますし、人の気持ちがよくわかるので、その分人の悪意にも気付きやすいですし、責任を感じやすいのです。

それは決して悪いことではなく、その分人のことがよくわかるという意味で長所でもあるのですが、人によってはそれを、打たれ弱いと解釈することもあります。

普通の人ならそこまで落ち込まないことでも落ち込んでしまう。

それは、落ち込まない人が気がつかないことに気がつくからであって、気がつくからには落ち込んで当然なので、打たれ弱いと考えて落ち込むことはないのですが、それを自分の弱さと感じる人もいます。

人より多くのことに気がつくが故に、人が落ち込まないことでも落ち込んでしまう。

そんな自分の弱さを感じる人もいるのです。

感受性が豊かな人・強い人の恋愛傾向

傾向①なかなか心を開けない

様々なことに鋭敏な人は、その分傷つきやすいところがあります。

特に恋愛においては、一度傷つくとその傷は深いものになりがちですし、疑心暗鬼にもなりがちなので、なかなか心を開くことが出来ません。

傷つきやすく、傷ついた時の苦しみもよく知っているので、傷つきたくない。

どんな気持ちが強くて、この人は自分を傷つけることはしない、信頼してもいい人だと確信できるまでは、本音での付き合いはしません。

また、相手の気持ちを、その言葉だけでなく、表情や言葉選び、言い方などから察することも非常に得意なので、そうした部分をフルに活用して、相手のことを見ていきます。

基本的に疑うことからスタートし、ちょっとした小さなことまで目を配って、怪しいところはないか、親しくなった後に変わってしまうことはないか、悪意はないか、などを細かく見ていきます。

なかなか心を開いてくれないから自分から心を開こうとしても、鋭敏な人が見ているのは、もっと無意識の部分に表れる相手の本質です。

自分がどんなに心を開いても相手は一向に心を開いてくれない、と思っても、じっくりと、相手が自分の無意識の部分まで確認するのを待つしかありません。

傾向②気分の浮き沈みが激しい

鋭敏な人は、様々なことを感じ取るので、基本的に感情の浮き沈みは激しい方です。

それだけでなく、天気にも気分を左右されやすいので、感情の波は激しいのです。

でも普段は、それを上手く隠すことが出来ています。

しかし、恋愛となると、相手に甘える気持ちや恋愛ならではの不安も相まって、その感情の波を抑えきることが出来なくなることがあります。

傾向③慰め上手

目に見えないものに鋭敏な人は、慰め上手です。

相手のちょっとした変化にも気がつくので、普通にしているつもりでも、何だか元気がないな、落ち込んでいるのかな、と気がついてくれます。

さらに、鋭感な人は、自分の慰めが本当に相手の心を癒せているのか、鋭く観察する力があるので、どのように慰めるのがベストなのか、しっかり考えてから慰めることが出来ます。

相手の性格やその時の様子を考えて、ストレートに励ましてくれる時もあれば黙って一人にしてくれる時もあり、それとなく美味しいものをごちそうしてくれる時もあれば気晴らしに連れ出してくれることもあります。

ただ慰めることが必ずしも効果的ではないということを理解し、最も効果的な慰め方をしようとするので、とても慰め上手なのです。

感受性が豊かな人・強い人に向いている職業

職業①植物に関わる仕事

目に見えないものに鋭感な人は、植物に関わる仕事に向いています。

言葉を発さないものからのエネルギーを感じ、愛することに長けているので、植物に対しても愛情を持ち、小さな変化にも気づき、その生命エネルギーに癒されながら働くことが出来ます。

植物園の職員や花屋など、植物に囲まれて働くことが出来ると、毎日がとても充実したものになります

職業②動物に関わる仕事

動物に関わる仕事も、鋭感な人に向いています。

言葉を発さない動物に対しても、人間に対する時と同じように接することが出来ますし、心のつながりを大切にするので、動物と絆を深めることも出来ます。

また、人の裏に隠された悪意やずるさをも敏感に感じ取ってストレスを抱えてしまいがちな鋭感な人にとって、動物からはそのようなものを感じないので、無駄なストレスを感じることなく働くことが出来るのです。

職業③カウンセラー

人と関わる仕事の中で、様々なことに鋭感な人に向いているのは、カウンセラーです。

カウンセラーは、カウンセリングに来た人が言いにくいような悩みや、本人すら自覚していないような悩みも察していかなければなりません。

そういう点で、人のちょっとした言葉や動き、表情から相手の気持ちを察することの得意な鋭感な人は向いているのです。

それだけでなく、相手の気持ちを細やかに気遣い、相手に合わせた対応をすることが出来るので、大変向いているのです。

また、鋭感な人は人を癒すことに幸せを感じる傾向にあるので、カウンセリングを必要とする人を助けることにやりがいを感じ、生き生きと働くことが出来ます。

職業④幼稚園の先生

様々なことに鋭感な人は、幼稚園の先生にも向いています。

可愛い小さな子たちは見ているだけで癒されますし、小さな子たちの純粋な感性に触れることで、鋭感な人は、安心感を覚えると同時に、毎日がとても楽しく、キラキラしたものに思えるのです。

大人になるにつれ、その鋭感さはなかなか理解されなくなっていきますが、小さな子どもの中にいれば、そのようなことはありません。

小さな子どもの純粋な感性に合わせられる鋭感な人は、幼稚園の先生にぴったりなのです。

職業⑤芸術家

鋭感な人は、芸術家にも向いています。

普段から自然や動物、芸術作品を見て強い感動を覚え、インスピレーションを受けることができます

それだけ芸術に向けての引き出しを沢山作ることが出来るということです。

細やかな引き出しをいくつも持つことで、芸術表現は多彩になるのです。

また、芸術家としてではなくても、芸術に関わる仕事に就くこともおすすめです。

芸術作品に強く心を動かされ、癒される鋭感な人にとって、芸術作品に普段から触れることが出来る職場環境は、とても幸せなものです。

職業⑥サービス業

目に見えないものに鋭感な人は、サービス業にも向いています。

ホテルや旅館勤務や接客業などは、相手の求めるものを読み取り、基本的な仕事にプラスアルファして、どのようなことをすればいいのかを考えることが鍵になります。

その点鋭感な人であれば、相手の様子を見て素早く、何をすべきなのか、何を言うべきなのかを考えることが出来るので、サービス業につくと、相手の求めることに的確に応えられるのです。

また、相手の気持ちを推し量るということは、鋭感な人が非常に得意とすることです。

この特技を生かす仕事をすることで、鋭感な人自身も、自分に自信を持って働くことが出来るのです。

感受性は世界を鮮やかにする

目に見えない、自然や動物、芸術の美しさ、パワーに鋭感な人は、その分世界を色鮮やかに見ることが出来る人です。

また、対人関係においても、相手のことを気遣い、相手と円滑な関係を築くことが得意です。

あまり何も感じないよりも、様々なことを感じて楽しんで生きていく方が、人生は楽しいものです。

鋭感であるが故に悩むことや傷つくこともありますが、それも、自分の心をさらに豊かにし、人間的に大きくなる為のチャンスです。

自分の鋭感さに誇りを持ち、世愛を色鮮やかに見ていけることを楽しんでいきましょう。

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