引っ越しに伴う電気の手続きまとめ【電話の仕方やよくある質問も解説】

引っ越しするときに必ず行わなければならない水道の手続き。日頃から頻繁に行うわけではありませんので、手続き方法がわからない人も多いでしょう。水道の引っ越し手続きは、管轄の水道局で行います。電話やインターネットで簡単にできるため後回しにしがちですが、余裕をもって、引っ越し日から1週間前までに済ませておくとよいでしょう。

本記事では、水道の引っ越し手続きについて徹底解説します。記事後半では、よくある質問とその回答も説明していますのでぜひ最後まで目を通してください。

この記事の目次

水道の引っ越し手続きは、管轄の水道局に連絡する!

引っ越しをする際には、現在住んでいる地域を管轄する水道局と、新居を管轄している水道局に連絡して手続きを行います。地域や給水方法によって、手続きが異なる可能性もあるため注意が必要です。手続きがうまくいかなかったり忘れたりすると、旧居の水道料金も請求されてしまう場合があります。水道は、料理したりお風呂に入ったりするのに必要なライフラインの一つです。スムーズに引っ越せるように、本記事で流れを把握しておきましょう。

余裕をもって1週間前に行おう

冒頭でも述べたとおり、余裕をもって1週間前までに行っておきましょう。最低でも3〜4日前までに済ませておくとスムーズです。最近では電話以外にも、インターネットで手続きを受け付けている水道局が増えました。電話ではつながりにくい場合もあるため、日数に余裕がある人はインターネットで手続きをするのがおすすめです。反対に、引っ越し日まで時間がない人は、電話のみの受付になる可能性が高いため注意しましょう。

水道の引っ越し手続きは立ち会い不要

「水道の手続きって立ち会いは必要なの?」と気になっている人も多いかもしれません。水道の手続きは、基本的に立ち会いは不要です。ただし、オートロックの建物の場合や、引っ越し当日までの水道料金を日割り計算して現金で支払う場合には、立ち会いが必要になることもあります。「自分の場合は立ち会いが必要なの?」と、わからない人は、管轄の水道局に電話して聞いてみましょう。

水道の引っ越し手続きの流れ

ここからは大まかな流れをご説明します。引っ越しを控えている人は参考にしてください。

一目でわかる!水道の引っ越し手続き一覧表

【旧居で行う引っ越し手続き一覧(水道使用中止の場合)】

連絡する場所旧居を管轄する水道局
代理人の可否可能
期限引っ越しの1週間前※最低でも3〜4日前
手数料なし
必要な情報・新旧の住所・契約者氏名・引っ越しの日時・お客様番号が記載されているもの(※領収書や検針票など)
備考同じ水道局の管轄エリアに引っ越す場合には、同時に水道使用開始の手続きも行うことができる

【新居で行う引っ越し手続き一覧(水道使用開始の場合)】

連絡する場所新居を管轄する水道局
代理人の可否可能
期限明確な期限は決まっていない※ただし早めに行わなければ、トラブルの原因になるため注意
手数料なし
必要な情報・水道使用開始申込書(郵送の場合)・契約者氏名・新居の住所・使用開始日・支払い方法の情報(口座引き落としなら口座情報など)

※各水道局によって詳細が異なるため、事前に管轄の水道局ホームページなどで確認しておきましょう。

同じ水道局の管轄エリアに引っ越す場合(開栓も同時に行う)

同じ水道局の管轄エリア内で引っ越しする場合には、水道使用中止と開始の手続きを同時に行うことができます。

インターネットから申し込む場合には、水道局のホームページで簡単に契約可能です。基本的に24時間いつでも申し込みを受け付けているため、平日の昼間は仕事で、なかなか手続きができない人はインターネットから申し込んでみてください。また、水道局のお客様センターなどに電話する方法もあります。電話の場合には受付時間が決められているため、その時間内で連絡してみましょう。

どちらの場合も、手元にお客様番号がわかる領収書や検針票などを用意しておくとスムーズです。

違う水道局の管轄エリアに引っ越す場合

新旧の住所で水道局の管轄エリアが異なる場合には、それぞれに手続きを申し込まなければなりません。

はじめに、旧居の水道局に連絡をして、使用中止を申し込みます。そして、引っ越したあとに新居を管轄する水道局に連絡をして、使用開始の手続きを行いましょう。この場合も、同一の水道局管轄エリアに引っ越す場合と同じように、電話やインターネットで申し込み可能です。

ただし、各水道局によって手続きの流れが異なるケースもありますので、事前にホームページで情報を確認しておきましょう。

【Q&A】水道の引っ越し手続きでよくある質問

最後に、水道の引っ越し手続きでよくある質問と回答をご紹介します。トラブルが発生してからでは慌ててしまうため、下記3つのQ&Aは覚えておきましょう。

水道の引っ越し手続きを忘れてしまったらどうなるの?

まず、旧居にて使用中止の手続きを忘れた場合、新居に引っ越したあとも旧居の水道料金を請求されてしまいます。「旧居の水道はもう使っていないのになぜ?」と疑問を感じる人も多いでしょう。それは、水道料金のなかに「基本料金」が含まれているからです。このため、旧居の水道を使っていなくても、毎月自動で基本料金は発生します。もしも、水道使用中止の手続きを忘れて旧居の料金が請求されてしまったら、支払わなければならない可能性もあるため、十分に注意しておきましょう。

また、引っ越したあとに行う水道使用開始の手続きを忘れてしまった場合には、気付いたタイミングで速やかに水道局へ連絡しましょう。通常、水栓は開いていることが多く、使用開始の手続きを忘れていたとしても、新居で水が出る状態になっています。そのため、1〜2ヶ月程度の期間、使用開始の手続きを忘れてしまう人もいるかもしれません。しかし、水道メーターの検針が2ヶ月に1度の頻度で行われます。何ヶ月も手続きしていないとトラブルになる可能性もあるため、気づいたときに手続きを行いましょう。

引っ越し当日まで使用した水道料金の支払いはどうなるの?

引っ越し当日まで使用していた水道料金は「日割り計算」されます。支払い方法は下記から選べることが多いでしょう。

  • クレジットカード
  • 口座引き落とし
  • 振込用紙をもらって自分で振り込む
  • 現金払い

上記のうち、現金払いを選んだ場合には、引っ越し当日に水道局の人が来てメーターを確認します。そして、その場で言われた金額を現金で精算します。

クレジットカードや口座引き落としを選択した場合、日割り計算された料金が後日引き落とされますので、口座にある程度お金を入れておきましょう。また、振込用紙をもらって自分で振り込む場合には、引っ越したあとにコンビニや郵便局などで振り込みを行ってください。なお、支払い方法は各水道局によって異なるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

引っ越し手続きしたのに水が出ない!どうしたらいい?

水道使用開始の手続きをしたのに、新居で水が出ないケースも少なくありません。この場合には、バルブが閉まっている可能性が考えられます。水道メーターのところへ行き、メーターの近くにあるバルブ(水道の蛇口のようにひねる設備)を探しましょう。バルブの色は、赤・青・白・黒など建物によって様々です。バルブを見つけたら「反時計回り」に回して開栓します。開栓したら、一度室内に戻って水が出るか確認してみましょう。それでも水が出ないようならば、速やかに水道局へ連絡してください。

水道の引っ越し手続きと一緒にガスと電気の手続きも行おう!

水道の引っ越し手続きは、余裕をもって1週間前に行っておくと慌てることなくスムーズに進められます。基本的に立ち会いは必要なく、電話やインターネットで簡単に手続きできます。この手続きを忘れてしまうと、余計な水道料金を請求されてしまう可能性もあるため注意しましょう。

また、引っ越しの際には、水道以外にも「ガス」と「電気」の引っ越し手続きを行わなければなりません。それぞれの手続き方法について詳しく知りたい人は、下記の記事もご覧ください。

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