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「ご入用」の意味と使い方・読み方・正しい敬語なのか|必要/ご用命

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目次

「ご入用」の意味と使い方

「ご入用」とは、必要な物、必要な費用の意味の「入用」に「ご」をつけた謙譲語です。普段の会話ではあまり使わないので、聞きなれない方もいるでしょう。しかしビジネスシーンでは、頻繁に使われる言葉です。英語では「need」と訳します。

入用の意味は、以下のように辞書に紹介されています。「何かご入用の品物はございませんか」という一文は、「何か必要なものはありませんか」という意味になります。

[名・形動]1 必要であること。また、そのさま。にゅうよう。2 必要な費用。入費。いりめ。「余りがあれば塾舎の―にすることにして居ました」〈福沢・福翁自伝〉3 大切なこと。重要。「さあここが―の所でござります」〈鳩翁道話・三〉

「ご入用」の使い方は?

「ご入用」は、ビジネスの際に上司や目上の人、取引き先の人に使います。「自分は立場が下ですが、今困っているあなたのために何かしたい。ぜひ力を発揮させてください。」という思いを相手に伝えます。

「必要な物はありますか」は、身近な友人や知人に使いますが、上司やお客さまに使うと失礼な印象を与えます。目上の人などに使う場合は「ご入用の品物はございますか」とたずねましょう。「ご入用」は相手を立てた、丁寧な言葉として伝わります。

自分で使うときは「ご」を外す

「ご入用」は相手に対する敬意を示す言葉です。敬語では、自分の動作に「お」や「ご」を付けません。「ご入用」も、自分で使うときは「ご」をとって「入用」として使います。

  • 急に資金が入用になった
  • 旅行に入用の物を買う
  • 年末は物入りで、お金が入用になる

などのように使います。

「ご入用」の読み方は?

「ご入用」の読み方は「ごいりよう」「ごにゅうよう」、「ご」を取って「入用」と書いてある場合は「いりよう」と「にゅうよう」の二とおりの読み方があります。ビジネスの場では「ご入用:ごいりよう」「入用:いりよう」と読む人が多いでしょう。

「ご」ではなく「お」を接頭語にして「お入用:おいりよう」と読んでも間違いではありません。日本語変換ソフトを使う場合「ごいりよう」「おいりよう」両方とも間違いなく変換されます。しかし「ごいりよう」と使った方が多くの人に伝わりやすいでしょう。

「ご入用」は正しい敬語なのか

「ご入用」は「入用」に「ご」という接頭語を付けた謙譲語で、正しい敬語です。

敬語では、訓読みの言葉(和語)は「お」、音読みの言葉(漢語)は「ご」を付ける、という原則があります。「入用」はこの原則から考えると、「いりよう」と発音する場合は「お入用」となるので間違いではないか、とおっしゃるかたもいるでしょう。しかし「ご入用:ごいりよう」と発音するのが慣例になっていて「ご入用」は例外として認められています。

「ご入用」と「ご利用」の違い

「ご利用」は「利用」の敬語表現です。利用の意味は、以下のように辞書に紹介されています。先ほど紹介した「ご入用」の意味とは、まったく違います。

ただ、「ご入用=ごいりよう」「ご利用=ごりよう」は耳できくだけでは、音が似ているので、誤って使っている人も多いです。言葉の意味を比べてみると「ご入用の意味は(ご)必要」「ご利用の意味は(ご)使用」と違います。意味の違いがわかれば、きちんと使い分けができるでしょう。

① 物の機能・利点を生かして用いること。また、単に用いること。 「出張に新幹線を-する」 「火力を-する」 「臨時窓口をご-ください」 「廃物-」② 自分の利益になるようにうまく使うこと。手段・方便として用いること。 「機会を-する」 「地位を-する」 「縁故関係を-して出世する」

「ご利用」の使い方は?

「ご利用」は「なる」を付けて「ご利用になる」と使います。「出張に新幹線をご利用になりますか」「この機会をご利用になってください」などのように使います。「出張に新幹線を使いますか」「この機会を利用してください」といった意味です。

「ご利用」は「ご利用される」と誤って使用する人が多いです。敬語では、「お~される」「ご~される」といった表現はありません。「お」や「ご」を付けて謙譲語にした言葉に、さらに「する」の尊敬語「れる」をつけても正しい敬語表現になりません。

「ご」を付けるのあれば「ご利用になる」、「される」を使うのであれば「利用される」のように使いましょう。

「ご入用」の類語は?

「ご入用」の類語には、「ご用命」、「ご要望」、「ご必須」、「ご所望」、「ご必要」などがあります。ビジネスでよく使われる「ご要望」「ご所望」「ご依頼」の意味と使い方、例文を紹介しましょう。

ご要望の意味と使い方は?

「ご要望」は、物事の実現を強く望むという意味の「要望」に接頭語「ご」がついた敬語表現です。「ご入用」や「ご用命」と同じように、お客様や目上の人に伺いを立てる際に使う言葉です。

  • ご意見、ご要望をお聞かせください
  • ご要望に沿えるよう、誠心誠意努力いたします
  • 誠に申し訳ございませんが、ご要望にお応えできません

などと使います。

ご入用とご要望の違いは?

「ご要望」と「ご入用」は、話す相手が同じように目上の人などに使いますが意味はまったく違います。「ご入用」はお金や品物が「必要かどうか」を「ご要望」は「必要なことは何か」を相手に問います。

「ご入用」は相手に聞く前に、こちらが準備する物(お金)は決まっています。しかし、「ご要望」は、相手に聞いてからでないと、こちらは物や行動を準備することができません。「ご入用」も「ご要望」も相手に問いかける敬語ですが、意味がまったく違います。

ご所望の意味と使い方は?

「ご所望」は、何か物が欲しい、こうして欲しいと望むことという意味の「所望」に「ご」が付いた謙譲語です。相手に敬意をめて伺いを立てるときに使います。

  • 何かご所望の品物がございますか
  • ご所望のお飲み物をお持ちしました
  • こちらのパンフレットをご所望になる方はいらっしゃいますか

などのように使います。「お客様のご所望された品物をお持ちしました」のような言葉づかいが慣例となっています。しかし、先ほど「ご利用」の使い方でお話ししたように「お客様のご所望になった品物をお持ちしました」の方が正しい敬語と言えるでしょう。

ご入用とご所望の違いは?

「ご要望」とご「入用」は必要な物は何か、を相手に問う場合は同じように使えます。「何かご所望の品物はございますか」と「何かご入用の品物はございますか」は同じ意味です。相手がお客様や取引先、上司などに使う敬語の正しい表現です。

ただ、「ご所望」は「物」が必要かどうか聞く場合にしか用いることができません。金銭のことを失礼の無いように、聞く場合は「ご入用の際はおっしゃってください」のように「ご入用」を使ってください。

ご依頼の意味と使い方は?

「ご依頼」は、他人に何かを頼む、他人に何かを頼るという意味の「依頼」に接頭語の「ご」を付けた言葉です。

  • ご依頼いただいた品物をお持ち致しました
  • この度は小社にご依頼いただきありがとうございます
  • ご依頼の商品はこちらです

などのように、ものを頼んできた相手を立てる場合に、尊敬語や謙譲語として使います。自分の依頼で「ご」を付けるの場合には「ご依頼いたします」ではなく「ご依頼申し上げます」と使うのが良いでしょう。

ご依頼とご入用の違いは?

「ご依頼」と「ご入用」は「ご依頼:頼む 頼る」「ご入用:必要」と意味を憶えてしまえば、間違うことがないでしょう。

間違いやすい言葉は英語訳もみてみよう

使い方を間違いやすい日本語や敬語は、外国語に訳してみると、意味がしっくりとくる場合があります。この記事で取り上げている言葉の英語訳を見てみましょう。

  • 入用:need、want、necessity
  • 利用:use、utilization、application、employment
  • 要望:demand
  • 所望:desired、desire、wish、request
  • 依頼:request
  • 必要:necessary、need、want、essential、indispensable
  • 用命:ordering、request、command

「ご入用」と「ご利用」の違いや「ご入用」と「ご用命」の違いは、日本語よりもわかりやすいのではないでしょうか。

「ご入用」の例文を紹介

「ご入用」を使った例文を紹介しましょう。

  • 何かご入用の品物はございますか
  • ご入用の際はいつでもおっしゃってください
  • どのくらいご入用ですか
  • 領収書はご入用ですか
  • 次回この商品がご入用の場合は○○にお申し付けください

などがあります。

自分で「入用」と使う例文

「入用」と自分で使う際の例文も紹介しましょう。

  • ホームセンターへ引っ越しに入用な物を買いにいく
  • 入用な経費
  • 今月は親友の結婚式でお金が入用だ
  • ここが入用なところです

などの例文があげられます。その他に「レシートを渡す」「お使いくださいと合わせて使う」「期日を聞く」「物入りを使う」「物やお金を返してもらう」といった5つの場面での「ご入用」の使い方と例文を紹介します。

レシートを渡す際に「ご入用」を使うと?

買い物をしてレジで「レシートはご入用ですか」と尋ねられたら、その店員さんはきちんとした敬語が使える人でしょう。食料品店や衣料品店などいろいろお店はありますが、レシートや袋などがを必要かどうか、尋ねるときに「ご入用」を正しく使っている人は稀です。

多くの場合「レシートはご利用ですか」などと聞かれるのではないでしょうか。お客さまに対して丁寧な言葉を使おうとしているのは伝わってきます。しかし先ほども述べたように「ご入用」と「ご利用」は意味が異なり、かえって失礼な言葉づかいになってしまいます。

「ご入用」と「お使いください」を使った例文は?

「ご入用」と「お使いください」を合わせてつかうと「もしあなたが必要ならば、ぜひ使ってください」といった意味の文章ができます。

  • 書くものがご入用でしたら、こちらのペンをお使いください
  • 傘がご入用でしたら、こちらをお使いください
  • 手提げ袋がご入用でしたら、こちらの紙袋をお使いください

などです。このように使うと、丁寧で格式高い印象が、相手に伝わるでしょう。

「いつまでに必要か」を「ご入用」を使って聞く

「いつまでに必要ですか」と相手に聞く際に「ご入用」は便利な言葉です。必要なものが金銭でも品物でも、相手への敬意を損ねずに、期日をたずねることができます。特にお金についてたずねる場合、自分の身近な目上の人には少し言葉を濁したいこともありませんか。

「ご入用」は、特に「お金が」と言わなくても「必要なお金」をさす言葉ですから、「いつまでにご入用ですか」や「ご入用なら、いつでもおっしゃってください」と伺いを立てることができます。

「物入り」と「入用」を使った文は?

「物入り」と「入用」は混同されやすい言葉の一つです。相手が「今月は物入りで」と言っても「今月は入用なお金があって」と言っても、こちらは「(相手は)今月はお金がいるんだろう」と受け取れます。では「物入り」と「入用」の意味の違いをみてみましょう。

物入り:出費がかさむ状況
入用:お金が必要なこと

「物入り」の場合は「今月、何度も出費がある」ことです。極端にいうと、たとえ高額でも一回限りの出費の場合には「入用」は使えますが、「物入り」は使えません。「今月は物入りで、お金が入用だ」という文章は正しい表現です。「今月は出費がかさんで、お金が必要なんだ」という意味で成立します。

「入用になったので」を使った例文は?

貸したものを返してほしいときに「入用」を使うと、少し柔らかい言い回しになるので良い場合があります。

  • 来月、入用になっちゃって
  • 貸していた本が入用になってしまって

などと使うと、お金や物を貸していた相手に、返して欲しい気持ちを伝えやすいのではないでしょうか。

「ご入用」と「必要」の違いは?

必要という言葉を敬語にすると、ご必要となりますがあまり使われません。要る、必要は敬語にするのが難しい言葉です。「必要ですか」の丁寧な表現が「ご入用」と理解していいでしょう。

  • 何か飲み物は必要ですか:何かお飲み物はご入用ですか
  • ひざ掛けは必要ですか:ひざ掛けはご入用ですか
  • いつまでに必要ですか:いつまでにご入用ですか

など、「必要ですか」を使った文章は「ご入用」を使った文と比べると少しぶしつけに感じませんか。同じ意味の言葉ですが、「必要ですか」よりも「ご入用」を用いた方が、相手への敬意がきちんと伝わるでしょう。

「ご入用」と「ご用命」の違いは?

ご用命とご入用は類語ですが、使い方には大きな違いがあります。ご入用は物やお金が関連している場合、ご用命はサービスや行動が関連している場合使います。

銀行や金融業者、物品を販売している会社では「いつまでに資金がご入用ですか」「弊社の文具でご入用な物はございませんか」などと使います。

ホテルや美容室など、サービスを提供する職場であれば「お困りのことがあれば、いつでもご用命ください」「ご用命賜り、誠にありがとうございます」などと言う方がふさわしいですしょう。

ご用命の意味と使い方は?

「ご用命」は用事を言いつける、注文などの意味がある「用命」に接頭語の「ご」がついた敬語です。「ご用命」は、取引先や職場の上司、目上の人からの注文や用事を引き受ける際に、相手に敬意を込めて使う言葉です。

  • 何なりとご用命ください
  • ご用命賜り、ありがとうございます
  • ご用命の際は、○○(氏名)までご連絡ください

「ご入用」を正しく使おう!

「ご入用」の意味や読み方、正しい使い方をわかっていただけましたか。敬語を正しく使えることで、仕事や人付き合いを非常に円滑に進めることができます。敬語を使いこなすには、少し時間がかかるでしょうし、敬語が苦手な人もいるでしょう。

しかし、正しい言葉使いは、あなたの仕事の幅を広げ、新しいチャンスを生みます。敬語は、怖がらずにどんどん使っていく事で、必ず自分のものになります。この記事をきっかけに、正しい敬語を使い、あなたが抱いている尊敬の念を、ぜひ大切な相手に伝えてください。

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この記事を書いた人

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