天丼・かぶせ・平場など、よく使われる芸人用語まとめ(26選)


業界用語には様々なものがありますが、芸人用語もその一種かもしれません。テレビやラジオなどでお笑い芸人さんが話している時、普段耳慣れない言葉が多いと感じる人もいるのではないでしょうか。

「天丼」「平場」と聞いて、パッと意味が思い浮かぶ人はそこまで多くないでしょう。そこで本記事では、お笑い芸人の方が使う用語の意味や由来を26個ご紹介していきます。

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よく使われる芸人用語まとめ

天丼・かぶせ

天丼(てんどん)とはトークやネタの中で、あえて同じボケを二度、三度と繰り返すことにより笑いをとることを言います。由来は、食べ物の天丼には海老が二本乗っているからだと言われています。(諸説あり)また、かぶせも同様に、同じボケを繰り返すことを指します。

フリ・オチ

フリは笑いの起点となる言葉や動きのことを指します。一方でオチは実際に笑いが起きる部分です。良いフリが効いているとオチの部分でより大きな笑いが起きるとされています。ハリセンボン・近藤春菜さんに対して他の人が「今日はお店お休みですか?」と投げかけますが、これがフリです。春菜さんが「角野卓造じゃねえよ!」と返し大笑いが起きると、これがオチとなります。

つかみ

つかみは芸人さんが舞台に登場してネタを始める時にお客さんを引きつけるための一言やギャグのことです。漫才コンビ錦鯉さんの「頭が良くなる本を買ったよ!」「早く読めよ!」のような感じです。

くだり

トークやネタの一部のことを指す言葉です。「〇〇のくだりがウケた」「〇〇のくだりが面白い」といった使い方をします。漢字では「件(くだんとも読む)」や「条」と書き、前述の部分を表す言葉として一般的にも使われます。

ガヤ

ガヤはバラエティ番組などでよく使われる言葉で、その他大勢の人を指します。バラエティ番組では大勢の芸人さんが雛壇と呼ばれる席から積極的に声を出したり、リアクションを取りますが、彼らのことをガヤ芸人と言ったりもします。FUJIWARA・藤本さんなどがガヤ芸人として有名です。

平場

平場とはネタ以外の部分のことです。事前に用意した内容を話すネタ部分と異なり、平場ではアドリブでの対応力が必要となります。芸人さんの中にはネタが強い人もいれば、平場でのトークやリアクションが評価される人もいます。

ベタ

ベタとは既存の用例があり、「ありがち」「お決まり」なギャグやトークのことです。一般的にも使われている言葉です。

出オチ

出オチはオチの一種ですが、芸人さんが登場した場面で瞬間的に大きな笑いが起き、その後ウケが継続しない状態のことを指します。

擦る(こする)

擦る(こする)は芸人さんが本番で披露するネタを楽屋などで何度も繰り返し調整することを意味する言葉でしたが、いつの間にか「同じネタを何度も繰り返す」意味となり、「天丼」や「かぶせ」と似た使い方をされるようになりました。

すかし

すかしは相手のフリに対して、スルーしたり無視したりした上で予想を裏切る返しをすることです。相撲の決まり手に「肩透かし」がありますが、これは相手の勢いをうまく逸らして肩をはたく技です。とろサーモンさんは2000年代に、ボケを繰り出す久保田さんを村田さんが淡々とかわし続ける「すかしネタ」を披露していました。

爪痕を残す

爪痕を残すとは簡単にいうと、笑いを取る、印象を残すといった意味の言葉です。「賞レースで爪痕を残した」であれば、優勝はしていなくても、観客や視聴者に印象が残るようなネタだったという意味合いになります。例えば2023年のM-1グランプリでは、敗者復活戦で歌ネタを披露し話題となったダンビラムーチョはしっかりと爪痕を残したことになります。

ひな壇芸人

ひな壇芸人とは、バラエティ番組などにおける準レギュラーのような役割のことを指します。複数段になっているひな壇の後方に座っていることが多いため、このように呼ばれます。とはいえ、非常に大切な役割であり、ひな壇からガヤを入れたり、司会のフリに対して即座に反応してギャグを繰り出すなど、番組の盛り上がりに大きく貢献してくれます。

かかる・かかっている

かかっているとは、大舞台や大事な場面で前のめりになって空回り一歩手前の状態になることです。元々は競馬のレースで騎手が手でなだめても馬が走り続けてしまうことを指す言葉として使われていました。決してネガティブな意味合いだけでなく、テンションがいつもよりもハイになり大きな笑いを取ることに対しても使用されることがあります。

例文:見取り図の盛山は初のMCでいつもよりかかっていた。

伏線回収

伏線回収とは前半に振ったボケ(伏線)が後半に再び登場することで大きな笑いを取る手法のことです。漫才コンビ「麒麟」や「トータルテンボス」などがM-1グランプリで披露し大きなインパクトを残しました。最近では「和牛」をはじめ、多くの芸人さんがネタに取り入れています。伏線回収を使うことで、ネタ全体にストーリー性や一貫性が生まれ、後半に大きな笑いが生まれやすいため、賞レースなどでも効果的な手法とされています。

サンパチマイク

サンパチマイクとは漫才でよく使われているスタンドマイクのことです。SONYが1970年代に発売したC-38マイクが名前の由来です。現在は後継モデルのC-38Bが使われています。C-38Bマイクは大分県にあるソニー・太陽工場で職人の手で一つ一つ組み立てられています。

袖(そで)

とは舞台両脇の観客から見えない部分のことを表します。次に登場する芸人さんがスタンバイしたり、舞台装置や小道具などが置かれています。また、「袖ウケがいい」「袖視聴率が高い」といえば、同業の芸人さんが見たくなるネタであるということです。

板付き

板付きは舞台用語で「役者が舞台にいる状態」を表します。「板付きで始まるコント」であれば、明転した時には芸人さんがすでに舞台上にいる状態でスタートするという意味になります。

暗転・明転

暗転は舞台が暗くなること、明転は舞台が明るくなることを表す言葉です。元々は演劇用語で、場面転換のために照明を落とす意味で使われていました。

飛び出し

飛び出しには2つの意味があります。「明転飛び出し」であれば、舞台が明転すると同時に袖から芸人さんが現れてネタを始めることを指します。「このネタのあと飛び出しやねん」のような場合は、ネタ終わりにすぐ次の仕事現場に向かうことを意味します。

間(ま)

間(ま)とは、相手の言葉にツッコんだりリアクションするまでの時間のことを表します。「良い間」とは観客が話を理解したり想像する時間とリンクして次の言葉を繰り出している状態を指すことが多く、決して短すぎても長すぎても良いわけではありません。中にはあえて間をたっぷりと取ることで独特な空気を作り出す芸人さんもいます。(キュウ・スリムクラブなど)

ブリッジ

ブリッジはショートコントなどの連続したネタの間に区切りとして挟む言葉や動作のことを指します。特徴的なリズムや動きが流行になることもあります。アンガールズさんの「ジャンガジャンガ」などが有名です。

はける

はけるはネタが終わり舞台袖に去っていくことを指す言葉です。

裏笑い

裏笑いとはボケやギャグに対してではなく、それが行われている状況をメタ視点に立って笑う状態のことを指します。「裏笑いが起きる」であれば、ボケが意図して受けているわけではなく、滑っている状態がむしろ面白く感じられて皆んなが笑っていると捉えることができます。

手練れ

手練れ(てだれ)の語源は「手足り(てだり)」という言葉です。「足りる」は十分に備わっていることを意味することから、手練れ=達人・熟練者となります。「手練れの芸人」というと、ベテランで実力十分の芸人さんのことを指します。

ニンが出る

ニンとはそれぞれの芸人さんが持っている雰囲気やらしさのことです。ニンが出ているとは、その芸人さんのキャラクターやバックグラウンドが認知され、ネタにその良さが表れていることを指します。例えば、チュートリアル徳井さんの「変態性」やブラックマヨネーズ吉田さんの「神経質」などは漫才の中の良い形で表れているので、彼らの漫才は「ニンが出ている」ということになります。

一個目

一個目とは、最初に思いつきそうなボケや大喜利の回答のことです。「それ一個目のボケやねん」と言われれば、誰もが思いつきそうな安易なボケであるという意味になります。

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