偽善者な人の特徴や、性格・心理を紹介し、それを踏まえ、「偽善者診断」としてチェック項目もご紹介!
偽善者の長所&短所や直し方など、自身の偽善の直し方や、自身以外の偽善者との上手な接し方も紹介します。番外編として、偽善者から受けた被害の”実体験”や”あるある”などもあわせて紹介します。
潜んでいる偽善者
普段の生活の中で数多くの人と接していますが、いったい何人の偽善者と接しているのでしょうか?偽善者はごく普通に周りにいます。家族、親戚、友人、同僚の中で「偽善者なのでは?」と思う人はいても、偽善者の共通点がなにかが詳しくわからないことがあります。
偽善者の見分け方や性格、行動などご紹介して、体験を交えて偽善者のあるあるや被害を紹介します。
偽善者の意味
偽善者は「善良であるということを偽る人」という意味です。つまり、自分の気持ちや本心からではなくいい人に見えるように立ち振る舞う人です。職場などでも本心は「ただよく思われたい」「いいお返しが欲しい」というだけで、褒めたりきれいなことを言って自分の評価を上げようとしています。
偽善者のつもりでなくても、偽善者と言われることがあります。偽善者は「善良であるということを偽る人」のことなので、人助けや募金や寄付などわかりやすい善良なことをすると偽善者だといわれてしまうこともあります。
本心から、自分の気持ちからしていることなのに、善良なことはダメなのでしょうか。そんなことはありません。普段の言動から偽善者の特徴を周囲に悟られているため、いいことをしても偽善者だといわれます。正しく偽善者の共通点やあるあるを理解することで勘違いされることがなくなるでしょう。
偽善者の10個の特徴
偽善者の特徴は、ありふれたことばかりです。特徴を見ていく中で偽善者の共通点がでてきます。「あの職場のひとはそうだな」とか、自分ももしかしたら偽善者であるとわかるかもしれません。偽善者といわれないように、特徴を見ていきましょう。
偽善者の特徴① 社交的で印象がいい
偽善者の第一の特徴は社交的なので「いい人だね」という印象を周囲に与えている点です。これがつくられた嘘の姿であっても「いい人の印象を手に入れたい」ということが偽善者の最大の目的です。いい印象を作る方法として、人と話したり接するときは笑顔を絶やしません。愛想の悪い顔をしていたらいい人になんてなれませんし、仕事の場面では特にそうでしょう。
偽善者の特徴② 打算的
偽善者は打算的で下心があります。何か行動をして自分に見返りがないと行動しません。そのため、自分に都合が悪くなってくると首をひっこめます。これは偽善者あるあるでしょう。いい人と思われたいから表面上だけいい人を演じて、何か見返りを求めて行動します。意味のないことには手をつけません。親切を押し付けたりする人などとも同じ共通点があります。
偽善者の特徴③ 人の不幸話が好き
人が困っていることや悩みを聞くのが好きなのが偽善者の特徴です。不幸な相談や悩みを聞いてあげることは、自分の印象がよく見えるので積極的にします。そのため、深く掘り下げて聞くためのテクニックも持ち合わせています。
その真剣さは必ずしも親切心ではなく、ただ話を聞きたいだけの、偽善者の心理からきています。
偽善者の特徴④ 目が笑っていない
偽善者は笑顔を絶やしませんが目だけ笑ってないことがよくあります。本心から言ったり行動するわけではないので、笑っているように見えるだけの場合もあります。「目は口程に物を言う」とはよく言いますが、笑っているポーズをしてるだけなのかしっかりと見ておきましょう。
偽善者の特徴⑤ 興味の範囲が狭く飽きっぽい
偽善者は興味の幅が狭いという特徴があります。自分に見返りがあることやいい人に思われることには行動を起こします。例えば、重いものを持つという行動は周囲の人にいい人をアピールできるので積極的にします。手助けするかどうかは損得勘定で行動し、意味のないことには興味をもちません。
偽善者の特徴⑥ 自己満足が大事
偽善者は善良なことをしている自分に酔っていることがほとんど。役に立つ行動ができている自分が好きで、その結果に特に関心や意味はありません。いい行動の押し売りとなっていても気づくことができません。たとえ注意しても本人は善意のある行動をしているつもりなので、何が悪いのか理解しない場合もあります。職場などにいると少々煙たがれるタイプでしょう。
偽善者の特徴⑦ 自己愛が強い
心理的特徴は、自己愛が強いところです。人から良く思われたい・好かれたいというのは、そう思われている自分が好きという自己愛からきています。
偽善者の特徴⑧ 口に出したことを行動しない
偽善者には口先だけの人も少なくありません。口では世界の貧困などに対して素晴らしいことをいう割に近くの人は簡単に傷つけるというように、行動が伴わないことがほとんどです。もっともらしいことをいう人には少し気を付けましょう。
偽善者の特徴⑨ 八方美人
偽善者は自分をよく見せたいので、人に合わせていい人を演じています。人によって発言や行動を変えて、ある人と接するときは褒めるようなことを言っておいて、違う人と接するときは逆に悪口をいうことがざらにあります。八方美人はわかりやすいので、意見がコロコロ変わる人は偽善者かもしれません。
偽善者の特徴⑩ 人の偽善にはきびしい
偽善者は他人の偽善的な行動には厳しいです。人助けをするだけですぐに偽善であると決めつけて、偽善者だと非難しがちです。自分が偽善者であるため、同族嫌悪のように偽善者を早くチェックする傾向にあります。
偽善者の性格・心理
行動には、その人の性格からきます。その心理はどういうものなんでしょうか。職場に偽善者がいて、どうしてもそのことで頭がいっぱいになって、仕事が手につかないかもしれません。そこで性格や心理をきちんと理解して、仕事や人付き合いをうまくしていきましょう。
① いい人だと思われたい
自分がいい人である印象を周りにみせたい心理があります。「すごいね」と言われるために行動するという偽善者のあるあるです。
② 自分の欠落した倫理観を隠したい
偽善者は、自分の倫理観が欠落していると自覚していることがあります。倫理観が欠落していることを隠すあまり偽善者になっていく理由も明白です。
倫理観が欠落していると、人とは違った意見や行動となるためいい印象は持たれません。しかし、褒めてほしいと思う偽善者は欠落しているところを見せることができません。
「小さな親切大きなお世話」という言葉がありますが、偽善者は自己満足のために他人の世話を焼きます。相手が求めていないにも関わらず、小さな親切を押し売りするため、嫌われやすいでしょう。
③ 承認欲求を満たしたい
認められたいという気持ちが人一倍強いため、いい人アピールをして認められようとします。ありがた迷惑な人はその最たるものです。自分がしたいことをして、なおかつ人から素晴らしいと認められる方法は、承認欲求を満たすのに最適です。偽善者は意味のあることしかしません。承認欲求を満たすことこそが一番なのです。
④ 意味のないことはしたくない
偽善者はメリットとデメリットを計算する力に長けています。場面に応じて、一番意味のある発言や行動を頭で考え、効果的なタイミングで行うことが可能です。偽善者が興味のある範囲が狭いのは、損得勘定の意識が強く、無意味なことはしたくない気持ちの強さからです。職場では効果があるがあるかもしれません。
偽善者診断 〜10のチェック項目〜
ここまで、特徴、性格、心理とみてきました。偽善者かどうか見分ける力がついてきたのではないでしょうか。自分自身が偽善者どうかはわかりにくいので、偽善者診断をしてみましょう。チェック項目を10個あげていきます。その中で7個以上当てはまった場合は偽善者の可能性が高いでしょう。偽善者かどうかチェック開始です。
- 学校や職場などで周りの視線が気になる
- 人をほめることが好き
- 周りから孤立したくない
- 人助けする理由を考えてしまう
- 間違っていることでも「正しい」と主張することがある
- 計算高い
- 愛想笑いが多い
- 嘘はバレなければいいと思う
- 異性や権力者が好き
- 意味のないことはしたくない
偽善者チェックできましたか?7つ以上項目が合っていると偽善者かもしれません。
偽善者の長所・短所
悪いところがあるということは良いところもあります。性格に難がある人も、見方を変えると良いところに変化します。偽善者の性格の長所・短所を見ていきましょう。
長所 ①いい事はしている
いい人アピールをされることは気持ちよくありません。しかし、直接手助けを受けている人からするとたとえ下心であっても、行動してくれるならありがたい限りです。性格の良し悪しに関係なく、いい事をしていることは事実です。その行動力は見習わないといけません。
長所 ②印象がいい
どのように行動すれば自分の印象が上がるかつねにチェックしています。そのため、第一印象すごくいいので好感を持ってもらいやすいでしょう。ただ八方美人や自己満足なところは、あとから分かってくるので長い付き合いとなると印象はかわりそうですね。
短所 ①自己満足で行動してしまう
偽善は自己満足な部分が多く、どうしてもひとりよがりになってしまいます。はっきりと拒否反応を示されても「いいからいいから」と言いつつやってきます。偽善者全体の共通点として、親切の押し売り、ありがた迷惑など自己満足で自分勝手なところがあります。
短所 ②本心がわからない
一番困るのは本心が分からないことです。下心があってしているのか、それとも計算なく本当に助けたいのかがわかりません。あるあるな例で、バスや電車でお年寄りや妊婦などに席を譲る場面があります。本心から困っているから席を譲っているのか、計算からなのかは本人しかわかりません。
仲良くなればなるほどその人が偽善者だと気づくので、仕事をしていると何回も職場で接していくため早く見分けないといけません。
偽善者の直し方・克服方法
偽善者の直し方はあります。偽善者の共通点がありますから、その共通点を持たなければいいのです。しかし、性格を変えようとするので、根気強く行動しないと変わりません。咄嗟に取った行動が偽善者の心理からきているのかもしれません。以下に直し方・克服方法について紹介します。
承認欲求は誰しもあるものですが、偽善者は自分のことしか考えていないめ、相手の気持ちを考えて行動しません。たとえば、相手の好みを考えずに差し入れをして、気が利く人アピールをする感じです。
偽善者を直すには
偽善者の直し方の第一歩は偽善者であると自覚するところから始まります。問題を解決する時の共通点は、まず問題点がどこにあるのか把握してから解決のステップを踏みます。
有言実行しよう
とにかく有言実行しましょう。偽善者の共通点として、きれいごとばかりの口先だけで行動にうつさないことがあります。口でいくらいいことを言っていても行動に起こさないと、偽善者だと思われてしまいます。それが人の心理です。「言うは易く行うは難し」です。
見返りを考えないようにしよう
見返りを求めていくと下心があるとなります。下心があるとなると偽善と言われるかもしれません。そうならないために、見返りを求めてうごくのはやめましょう。メリット・デメリットなしで、デメリットなことでもするくらい心がけましょう。仕事上でも職場でいざこざを起こさないために気を付けましょう。
偽善者との接し方
偽善者と真剣に付き合うとなると、かなり体力を消耗します。自己満足な人が多いとは言っても、わかりやすく偽善者の行動をとっているわけではありません。かといって、偽善者だと面と向かって言うと、仮に職場だとしたら相手を怒らせるばかりか仕事も効率的にならず、最悪は仕事になりません。互いにちょうどいい距離感をチェックしましょう。
対処法① とにかく距離をとる
偽善が不快に感じる場合、まず距離をとるようにしてみましょう。やさしさアピールのために自分が利用されるのは困ります。少しはなれると偽善者の心理で「無意味なことはしたくない」ので、危害は受けません。偽善者の心理をチェックしながらどのように接するのか考えましょう。ただこの対処法は一時的なものにすぎません。
対処法② 見返りを与えてコントロールする
偽善者の共通点は、メリットを考えてるところです。あらかじめ見返りを用意してあげると、たとえいやな仕事だとしても行動してくれます。偽善者特有の共通点は、自分がプラスの評価になればいいという心理があるのでうまくコントロールして効率的に仕事させましょう。
【体験談】偽善者から受けた被害の”実体験”や”あるある”
友人関係や仕事仲間の中などで偽善者で苦しんでる人は多く、その分被害やあるあるはかなりあります。その実体験やあるあるを紹介します。
メリットを第一に
偽善者のあるある「自分のことだけ」ですね。職場などでいませんか?チェックしましょう。
口では立派なことを言っているけど…?
言うだけは立派なことをいう割に実際は言ってることと違うことがあるあるのようです。職場などでよく文句を言ってなんにもしない人がいますよね。偽善者であることの共通点ですね。このような人は仕事上でも見かけます。
ひけらかす
ひけらかす人は、どこにもいて困りますよね。学校や職場・日常生活でひけらかす人に出会うと疲れるのはあるあるですね。
信じることが大事
ここまで偽善者のことをチェックしてきましたが、偽善者かどうかを考えてばかりいると嫌な奴になります。信じてあげることも大事です。自分が偽善者にならないようにして、あまり考えこまず生活しましょう。
人に親切な対応をするとき、いい人に見られたいからやろうとしているのか、自分が本当にやりたいのかを考えてみましょう。相手の顔色を見るのてはなく、素直な気持ちでやるのがおすすめですよ。
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